会長 飯野 正子 (Iino, Masako) (Syracuse U., 1966)

   

これまで6年間にわたり、素晴らしいリーダーシップを発揮してこられました文野千年男会長の後を受けて、会長を務めさせていただくことになりました。私自身まことに微力ではございますが、フルブライト同窓生としてご恩返しをする機会をいただいたと思い、お引き受けした次第です。
 
フルブライト交流事業が始まったのは1952年。その前身とも言えるガリオア・プログラムの活動は1949年に開始されましたから、私たち同窓生は、ほぼ70年になろうとする長い歴史を持った意義ある活動を引き継いでいるわけです。みなさまよくご承知のとおり、このフルブライト・プログラムは、ノーベル賞受賞者を始め、多くの分野で社会に貢献する立派な人材を多数、育んできました。こうした輝かしい歴史と実績を持つプログラムに関わったことを誇りとして、私たち「フルブライト日本同窓会」が、次の世代を育むことも含め、多様な活動ができますよう、願っております。
 
本同窓会の事業目的としては、次の3つが会則に挙げられています。①会員相互の親睦 ②会員の経験・情報をもとに、より一層の啓発 ③日米親善および相互理解の増進
 
そして活動としては、以下の4つが掲げられています。①会員相互の交流・親睦を深める活動  ②フルブライト・グランティのための募金活動  ③フルブライト・グランティへの指導・援助  ④日米相互理解を深めるための活動および役員会で必要と認めた事業
 
これらの活動方針に基づいたいろいろな企画を、同窓生のみなさまと実施していきたいと考えております。また、フルブライト同窓生によって1986年に設立された日米教育交流振興財団(フルブライト記念財団)の活動を支えることも、本同窓会の重要な役目と認識しております。そこで、なによりも必要なのは、多様な企画の立案、そして企画された活動そのものに、たくさんの方々がご参加・ご協力くださることです。ことに、同窓会員の高齢化という現状からも、若い同窓会員のいっそう積極的なご参加・ご協力をお願いいたします。
 
「フルブライト交流事業」の生みの親である、ウィリアム・フルブライト上院議員は、国際交流および教育に関して、深く心に残る名言をいくつも残しておられますが、以下の言葉はその一つです。
“Educational exchange can turn nations into people, contributing as no other form of communication can to the humanizing of international relations.”
この言葉を胸に、同窓会のために私も全力を尽くしたいと思います。フルブライト上院議員の目指された大きな目標に向かって、同窓生のみなさまとご一緒に仕事ができることは、光栄です。どうぞよろしく、お願いいたします。
 
 
 
2018年8月吉日
フルブライト日本同窓会 会長 飯野正子